生まれる前から決まっていること
人間にはネガティブになってしまう時があって、そんな時は何をするにも自信がなくなる。
それで、僕は時々、中学生くらいに戻ってやり直したい!ってことを思ったり、仲の良い友だちに言ったりするのだけれど、ネガティブモードの時にどう思うかと言うと、
僕が僕のままで中学生に戻ったとしても、結局同じくらいにしかならないよなって思う。
もはや、やり直して良くなっているという期待すらなくなってしまっている(笑)
いや、まったくエフィカシーが低い話です。
で、反対に調子が良い気分の時もあって、そんな時はなんでもやれるし、どんな人でも仲良くなれるし、困難にも立ち向かえるようになる。
ん?躁鬱?
そういう気がしないでもないが、そんなカテゴリー分けに付き合う気もないから、特に判定はしない。
でも、どこかで読んだ対談本の中で、指揮者の小澤征爾さんが話していたことで、
「日本人は、自分が調子良い時はものすごく偉そうになるし、ちょっと自分が相手より下だと、うんとへりくだってしまう」
というようなことを、確か、大江健三郎さんとの対談でだったと思うけど、そう言っていた。
これは、まさしく僕のことかもしれない、と思う。
というか、これが当てはまる人は、周りを見渡すと結構多い気がする。
所詮、人間なんて、生きて、死ぬだけ。ってのは僕が言った言葉で、
勝ったの負けたの、お金を稼いだ、稼いでないって言ったって、たかだか50年とかそこらの話で、所詮、生きて、死ぬだけだ。
だから、わざわざ汚いことをして人よりわずかばかり金を稼ぐとか、誰かを蹴落とすことに力を注ぐ必要はないと思う。
勝負には負けてあげれば良いと思う。
それで人間関係に快適さがもたらされるのであれば、そっちの方が良い。
勝ったところで、居心地が悪いだけだ。
人に対しての勝った、負けた、じゃなくて、自分の道を極める方が良い。
消費するより、生み出す方が良い。
勝ったも、負けたもない、ただ生きた軌跡を残すように。